スカイメモRSの改造
少し前までは中国の水害の影響で星空がきれいに見えていましたが、2月中頃から急に星が見えなくなりました。都市部の我が家では2等星が方位によってはやっと見える状態。北極星などは全く見えません。と言う訳で撮影に行く事が億劫になっている昨今です・・・。
さて我が家にあるポタ赤、スカイメモRS。使っていて何点か不満があります。その中でも大きな不満が2カ所あります。
設置時に重量バランスを取っていても時間の経過や方位によってバランスが狂って各部のネジが緩んでしまいます。1カ所は本体と微動雲台を固定する部分。そしてもう一つはカメラを装着する部分です。
本体と微動雲台の部分が緩む件については、緩んで動いても極軸がずれる程度で再調整(極軸合わせ)すれば大きなダメージにはなりませんが、カメラを装着する部分が緩むとカメラ+レンズが回転して三脚ごと横転するか、雲台に付いている3/8→1/4アダプターが割れてカメラ+レンズが落下して破損する大ダメージを受けます。要は1.5mの高さから機材を道路に落としたらどうなるか?と言う事です・・・。そらレンズなどは終了のお知らせとなりますわな。
私も数度、地面ギリギリで運良くキャッチしたから事なきを得ていますが、流石に昨年新品のMILVUS135mmをギリでキャッチした時は青ざめました。そこで今回は懸案のスカイメモRSの改造を!となった訳です。
まずはこの真鍮製の部品を加工します。私はベンロの雲台を使っていますので雲台下部のプレートを外して内部にあるネジを外し、型取りして穴を開ける位置を決めます。
穴の大きさは雲台内部に付けられているネジの太さによって調整します。ネジはM3の長さ10mmでしたので、3mmのドリルで穴を開けました。(ドリルを使う前にハンドドリルで小径の位置決めガイド穴を開けました)
穴が開いたのでネジ止めしてみましたが不都合があって。まずは傾斜の部分にネジが当たってネジが下まで締め込めない事。もう一点はこのネジがナベネジだったので固定時に隙間ができてしまう事でした。
と言う訳でナベネジは頭が平らなネジに変更します。また真鍮製の部品の傾斜部分は、やすりで削ってネジがピッタリ締め込めるようにします。
う~ん、ほぼ完成ですがもう一歩・・・。 この後、細かく再調整して完成となりました。これでこの部分が緩んで回転する事は物理上なくなりました!!
次は本体と微動雲台部分なのですが・・・ さてどうするか? プレート挟んでバイスで締めるだけでも問題解決しそうですけど。少々考え中です。