只今絶賛終活中の私ですが、この度、バイク(大型二輪)の免許を無事取る事ができました。これでどんな排気量のバイクにも乗る事ができます。🎉🎉🎉
そのお祝いに?記念のレンズを購入しました。それは・・・
やって来たのはSIGMAのレンズ。私がSIGMAのレンズを新品で買うのは初めてです。
何やら怪しい付属品がっ。これら付属品を使うレンズとは!!!
SIGMA 14mm F1.4 DG DN Art
SONYのα7S3のセンサーを積んだカメラと組み合わせると手持ちで星の撮影ができそうですがっ! 笑 そしてLIVE動画もこれで撮れそうですよね~。
さてここで注意しなければいけない問題があります。それは特にSIGMAのレンズはピントが合わない事です。
ここで「特に」と書いたのは他のメーカーのどのレンズでも多少の差はあれピントは合っていないのです。(注:開放時以外)
それではここでカメラの歴史から
この世に一眼レフカメラが登場した時、測光方式は実絞り測光でした。つまりはF1.4のレンズでF5.6で撮影をする際に絞りをF5.6にして撮影すると、ファインダーにはF5.6の光しか入ってこずに暗い状態で撮影をしていました。
その後、開放測光と言う今の主流の測光方式が開発されF1.4の明るさでピントを合わせ、シャッターボタンを押した瞬間だけF5.6になると言う物に変わりました。
ただ開放測光には大きな問題があります。一般の撮影では無視できるレベルですが、デジタル機かつ星の撮影をする場合にかぎりピントが合わない(無視できない)と言う現象が。
どう言う事かと言うと、開放測光にてF1.4でピントを合わせF5.6で撮影したとする。カメラのレンズの性格上、絞ると焦点移動を起こしてピントがズレるんです。これは特に明るいレンズで顕著に発生する事象で、特に明るいレンズが多いSIGMAのレンズでは有名な話です。
(注:一部のレンズではフローティングフォーカス機構と言う技術で軽減されたりしていますが、それでも星の撮影では無視できないレベル)
ですのでCanonやNikonのレンズでも1絞り絞っただけでもビックリするくらいピントがズレますし、マクロレンズで明るいレンズが作れないのもこの現象があるからです。
恐らくですがこの事を知らずにSIGMAの大口径105mmや135mmのレンズでピントが合わなくて撮影をあきらめた方もいるのでは?とも思いますがどうか?
さて、じゃあどうすれば良いの?ですが、やる事は単純です。焦点移動するなら移動した状態でピントを合わせれば良いだけです。
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1.F1.4で大まかに合わせる。
2.F5.6などに絞った状態で実絞りにしてピントを合わせる、です。
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カメラには「実絞りボタン」とか「絞りプレビューボタン」「絞り込みボタン」なるメーカーによって呼称は違いますがそんなボタンがあります。
SONYではこんな感じでマニュアルに載っています。
天体撮影で一番使われているであろうEOS 6Dではこんな感じ。
もちろん天体望遠鏡には絞りは付いていませんし、冷却カメラは開放測光ではないのでPCなどで見たまま正確にピントは合いますが、カメラ&カメラレンズだとこれを知らないと正確にピントが合わないので注意しましょう。なので私も気をつけなきゃだわ~
さてここでもう一つ問題が。このレンズ、夏の天の川で使いたかったのですが、まだ2月ですよ、2月! 天気も悪いしちょっと使う機会がないんですが~ (T T)